アンズへの追悼として

 このブログにやってくる人の中には「脾臓腫瘍」などで検索して来る人もいるようなので、少しでも参考になればと思い、書くことにした。

 アンズが亡くなった原因は、脾臓腫瘍破裂による失血。

 普通に歩いていたのに、突然腰が立たない状態になった。水遊びのあとだったので疲れたのかと思いしばらく様子をみていたが、だんだん状態が悪くなっていくので病院へ連れて行った。この間数時間置いてしまった。

 アンズの脾臓に腫瘍があることは病院でも知っており、アンズの状態を確認すると、待っている患者さん達はいたが、緊急で診てくれた。検査の結果は、脾臓腫瘍破裂による失血でショック状態になっており、非常に危険な状態とのこと。

 脾臓腫瘍が破裂するとショック状態になる、ということは前々から先生に注意されていた。なのに、アンズがショック状態になっているとは全くわからなかった。急に意識がなくなるものと思っていた。確かに舌の色も悪く、からだもいつもより冷えていた感じだったが、これも水遊びのあとだからと思ってしまった。
 考えてみれば、はじめは貧血程度で、時間の経過と共に血がどんどん失われショック状態になるのだろう。完全な認識不足。

 助ける可能性としては、緊急手術を行い、止血することのみ、と言われた。手術しなければ、今晩もたないだろう、と。すぐに決断が必要だとも。
 ただ、手術もあくまでも可能性であり、年齢、出血量から考えて、助けられるかはわからない、輸血なしでの手術はかなり危険であり、手術中に逝くことも考えられると。
 (かえでは輸血犬としては高齢で病気があるからだめ、と言われた。あんかえの知り合いの大型犬はほぼ皆高齢・・・血液型が合うかどうかもわからないし。)

 また、検査の結果では、肺にいくつか影も見られた。肺転移と思われる、と。

 どうしようか悩みながら、アンズが苦しんでいるのかどうか先生に尋ねてみると、痛いとかいうことはないだろう、朦朧としている状態だ、ということ。

 そして下した決断は連れて帰ることだった。

 結局のところ、腫瘍を診つけたときに手術しなかったのだし、今手術しても助かるかどうかわからないし、助かってもしばらくは痛い思いをさせることになるし、肺転移があるならもうそれほど長くは望めない。

 そして連れて帰った。もう意識は無かった。そしてほどなく旅に出た。

 具合が悪くなってから数時間置いてしまったことは、結果としては同じことなのでせめてもの救いだと思う。

 悔やむべきは、腫瘍を見つけたときに手術しなかったこと。こんなに長生きしてくれることがわかっていたら手術していたかもしれない。
 
 おなかに大きな腫瘍をかかえての生活はきっとそれなりに負担だったろうし、手術していたら、アンズは頑健な犬だったので、17歳くらいまで生きることができたかもしれない。
 でも、あのとき14歳で手術の選択はする気にならなかった。14歳はラブの寿命に近いし、もうそれほど長い時間は残っていないだろうから痛い思いをさせるのも、と。

 かえでの肥満細胞腫も、今回ははじめはステロイド治療を選択した。12歳で肥満細胞腫と脾臓の手術の決断ができたのは、かえでより年上の子達が結構いろいろな手術に耐えていることを知ったから。それでもラブの14歳の例は知らない。

 ラブには腫瘍が多いが、脾臓の腫瘍はエコー検査でわかるので、シニアになったら必ず検査は定期的に受けさせて欲しい。

 そして脾臓の腫瘍はほっておくとたぶんいつか必ず破裂する。かえでは少なくともその心配だけは無くなった。
 脾臓に腫瘍のある犬は、手術に耐えられる状態で転移が無いなら、また手術してくれる先生の腕が確かなら摘出手術を勧めたい。ただし、悪性の腫瘍だと予後がよくない場合も多いらしいし、悪性か良性かを調べること自体も脾臓の場合は難しいらしいので、いろいろな覚悟が必要と思う。

 アンズが無くなって1週間。あまりにも急だったので半分現実では無いような気もしている。
 15歳7ヶ月という年齢があきらめと納得の気持ちにもつながっているが、ここまできたのだから、16歳まで頑張って欲しかった。

 この記事を書くことで、気持ちの区切りにもつなげたい。

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by junlab11 | 2012-09-23 13:45 | 健康 | Comments(12)
Commented by leonfuku at 2012-09-23 20:42
久々にブログをのぞいてびっくりしました。
あんずちゃん、虹の橋を渡ったのですね。

最後まで水で遊べて、たくさん食べて、15歳7か月。
すばらしいです。
そしてお家で静かに・・・親孝行です、本当に。
最高に幸せな犬生だったと思います。
ご冥福をお祈りします。

ぱぱまま、かえでちゃんも体に気を付けてくださいね。
Commented by junlab11 at 2012-09-25 23:03
レオフクお母さん、コメントをありがとうございます。
さすがのアンズにもお迎えが来ました。

レオン君はどうですか?団君も頑張っているので、ぜひ一緒にアンズ越えをお願いします!

Commented by ラスティ母 at 2012-09-27 09:08 x
気が付きませんで失礼してしまいました。
良かった最期なんて無いですが、幸せいっぱいでしたね。
最後まで元気にお出かけして泳いで(つかって?)・・・
あんかえ家らしいなぁと思いました。
かえでちゃん、これからは愛情独り占めだからねー、
寂しくてもがんばろうねー。
15年半、本当にお疲れ様でした。
Commented by junlab11 at 2012-09-28 22:17
ラスティお母さん、コメントありがとう。かえでにも励ましをありがとう。
今頃あちらで一緒においしいものでも食べてるんじゃあないでしょうか?年も近いし、気が合いそうですよね・・・残っていた梨も一つ持たせてやりました。
Commented at 2012-11-11 01:34 x
ブログの持ち主だけに見える非公開コメントです。
Commented by junlab11 at 2012-11-11 18:24
鍵コメさん、来てくれてありがとうございます。このブログの記事が少しでも役立ってくれればうれしいです。いろいろ辛いと思いますが、ダックスちゃんが元気なうちは、とにかく楽しく過ごさせてあげてください。
力になってあげることもできませんが、応援しています。
Commented by 感謝してます at 2014-11-23 19:22 x
我が家のシェパード保護犬推定10歳半が2週間前からご飯を食べなくなり、あの手この手品を変えして試しましたが全然ダメでした
主治医に相談して血液検査と触診をしてエコーをしたら脾臓の癌、血管肉腫の可能性大でした。
これから先は好きなものを好きなだけ食べさせて下さい。脾臓からジワジワと血液が漏れているので時間の問題ですと言われました
そして、このプログを見かけました。
これから先、シェパードのシェリーに起こる事がわかるだけでも心の準備が出来ます。
感謝の意を込めて。

ありがとうございます
Commented by junlab11 at 2014-11-25 21:12
シェリーさんとご家族の皆様、何も力にはなれませんが、少しでも長く穏やかな生活を送れることを心よりお祈りしています。

このブログを読んでくれてありがとうございました。
Commented by ぢゃむまま at 2016-02-14 10:39 x
はじめまして。
脾臓腫瘍で検索してたどり着きました。
イエローラブの15才です。去年の11月に脾臓に腫瘍が
見つかり手術をしないことを選びました。
先日出血して今は少し落ち着いています。
あんずちゃんのことを知って不安で不安でしょうがない私の心を勇気づけてくれています。毎日毎日を大事に過ごしています。
ありがとうございます。
Commented by junlab11 at 2016-02-14 18:10
ぢゃむままさん、心配ですね、お気持ちはとても良くわかります。年齢のことを考えると手術は難しかったですね。

不安かもしれませんが、どうぞ毎日を楽しく過ごして下さい。イエローラブさんのお名前はぢゃむちゃんでしょうか?ままさんの笑顔がぢゃむちゃんの欲しいものだと思いますから。応援しています!
Commented at 2016-11-24 17:35 x
ブログの持ち主だけに見える非公開コメントです。
Commented by junlab11 at 2016-11-27 14:10
鍵コメさん、コメントありがとうございます。

お気持ちわかります。同じような状況で、同じ思いのコメントをくれた方もいます。

手術は犬にとってはたいへんなことなので、選択は間違いでは無いと思います。なるべく楽しく過ごせるようにお祈りしています。





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